テート•モダン美術館で開催されている、ノルウェーの画家ムンク展(Edvard Munch: The Modern Eye)を観に行って来ました。今回はあの有名な「叫び」は展示されておらず、ムンクの描いた絵、肖像画、写真、彫刻、版画、映像などを集めて、新しい視点からムンクを解釈するというテーマでの展覧会でした。
「叫び」以外でムンクの生の作品を見たのは始めてでした。画風を見ていたら、ゴーギャン、ゴッホなどの画家の影響を受けているというのもうなずけます。
吸血鬼 |
ただ、やはりこの時代を反映してか、彼の性格を反映してか(他のアーティストや元恋人と殺傷事件を起こしている)、死や病気と言ったテーマの作品も多いようです。晩年は、精神的に不安定で、アルコール依存症になり、精神病も煩っています。まさに「叫び」の世界ですね。「自分は、突然死んだり、意識がないまま死んだりしたくない。死ぬ瞬間というものもはっきりと体験したい。」と何度も言っていたとか。今、天国で彼は自分の人生を振り返って、どう思っているのでしょうか。
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