2012年3月17日土曜日

聖パトリックの日

3月17日は、アイルランドにキリスト教を広めた聖パトリックの日。ロンドンでも、アイルランド系のパブでは、写真のようにシャムロックなどの緑色の飾りがつく。

随分昔にアイルランドを旅した時、聖パトリックの日にダブリンに滞在していた。町が緑一色になり、ダブリンのマクドナルドで緑色のマックシェイクを注文したのを覚えている。お味は確かミントだったような。この緑色、アイルランドの妖精レプラコーンの服の色でもあり、アイリッシュ•アイデンティティとは切っても切れない色なのです。

2012年3月12日月曜日

コスミックな週末

ロンドン郊外で開催されたミネラル•ショーに、初めて行って来ました。会場は、なんと競馬場(Kempton Park Race Course)。イギリスの競馬は、もともと紳士淑女のイベントなので、パドックの建物はきれい。

東京などで行われるミネラル•ショーに比べると規模は小さいし、ロンドン中心部から電車で40分かかるところにあるので(私の家からは1時間半)、人集まるのかなと思って行ったら、かなりの石キチさん達が集合していました。初老の男性も多かったのでびっくり。奥様に付き合わされちゃった人達もいたと思います。(笑)ちなみに入場料は大人5ポンド。                             扱っている石は割とスタンダードな物が多かったという印象。かつて英国の植民地だったせいか、「インド&スリランカ=宝石の産地」という図式が成り立っているせいか、イギリス人以外だとインド系のディーラーさん達が目につきました。またアフリカ産の石を扱っている人も多かったのは、アフリカが地理的に近いのと英連邦の関係かな?その他に、目についたのは化石を専門に扱っているブース。ちなみにイギリス南西部のデボン県は、ジェラシック•コーストと呼ばれていて、海岸を歩いているだけでアンモナイトの化石が簡単に拾えてしまいます。                                   



大体一通りベーシックな石は自宅にそろっているので、今回は特にお目当てはなく、気になった石を手に取ってみようと思ってブースの間を徘徊していました。私が惹かれるクリスタルは、結構頻繁に変わっていて、自宅にあるクリスタルを見ると自分の成長というか歴史が良く解ります(笑)。

で、今回まず購入したのは、リビアン•デザート•グラス。隕石の衝突から出来たと言われるガラスで、サハラ砂漠の中で発見されました。例のリビア紛争の余波で、現在採掘するのは危険だそうで、新しいものは暫く市場に出回らないだろうと言われました。二つセット(4.3g)で5ポンド(約645円)。左側の欠片は、良く見かける濁った感じのリビアン•グラスですが、右側は、本当に透明ガラス質で、私の大好きなアンダラクリスタルの持つエネジーととても良く似ているエナジーを持っています。

何故かこの所、私の回りでモルダバイトの名前を良く聞くので、これはシンクロかなと思い、一つ購入してみました。(約2cm大、1.8g。7ポンド、約903円)。こちらも隕石の衝突で出来たガラスと言われています。



一度一通りブースを見た後、クリスタルのエナジーに圧倒され、頭がクラクラして来たので、グラウンディングする為に昼食をとりました。これで、大丈夫と思ったけど、やっぱり駄目だった。(汗)頭はぼっとして来るし、色んな石のエナジーが飛び交っているので、手に持った石のエナジーが良く解らなかったり。。。で、モルダバイトのお店のおじさんが不憫に思ったのか、落ち着くようにとアパッチティアーズ(写真左側)という石の欠片をくれました。写真の右側は、テクタイト、これまた隕石系の石です。これは研磨してタンブルになっているので、強烈なエネジーが緩和されて使いやすい。


なんか、隕石系のコスミックな石ばかり買ってしまったようですが、今回は、他にも地球的な(笑)石も買っています。

至る所に虹の出ている、5cm大のずっしりしたマダガスカル産水晶。この大きさで9ポンド(約1、161円)は安い!マダガスカル産の石のクオリティは良く、どれもすーっとしたエナジーを持っていました。




ちっちゃい地球のようなクリソコラのジオード。


                                                          


南ア産、スピリット水晶。表面のちろちろとした輝きが神秘的。




結局石酔いはとれず、相当エネルギーを消耗したらしく、帰りの電車では眠くて眠くて大変。無性にお肉も食べたくなったりして•••。帰宅早々、晩ご飯を大盛りで食べてしまいました。毎日石に囲まれている石屋さん達はどうなるのでしょう。そう言えば、モルダバイト屋のおじさんは、大きなベーコン•サンドイッチをバクバク食べていたなぁ。。。

2012年3月11日日曜日

3.11の記憶


一年前、私は友人の電話で起こされた。「すごい地震が日本で起きたみたいよ。あなたの家族は大丈夫?」イギリスは日本より9時間遅れ。その日仕事のなかった私は、まだベッドの中にいた。PCでニュースを見ると、ものすごい光景が広がっていた。

セラピーをやったりヒーリングをしたりするのは、私達が癒され未来が変わるためじゃなかったのか。それなのに、何故こんな事態が起きてしまったのか。東北にも関東にも家族や友人がいる。イギリスに来る前、友人と旅した東北の美しさ。その美しい景色が消えてしまった。どうしてまた東北!?蝦夷の人達の悲惨な運命と度重なる飢饉で出稼ぎ、身売りの多い東北の歴史が真っ先に頭をよぎった。


イギリスでは、非常事態なのに日本人の秩序を守った行動に賞賛の声が上がっていた。
(イギリスは昨年の夏、大都市で暴動•略奪•放火が起きている。天災ではなく、人災、自分たちで引き起こした事件である。)欧米のニュースでは報道されていない悲惨な状況がある事は、被災された方、ボランティアしていた方のブログなどで知った。


震災後、色々な角度からの情報が流れて来て、やっと冷静に3.11の意味を理解出来るようになったのは3ヶ月ぐらい経ってからだった。地球規模ひいては宇宙規模での解釈を聞き、やはり、原発と核に関する問題と二度も被曝してしまった日本人の役割を考えざる終えなかった。そして、地球のエナジーも変わって来ているという事を。


地球上の全ての物は、蜘蛛の巣のように全てが繋がっている。一カ所で糸が切れたら、それは振動となり糸を通して他の部分にも伝わる。現にアメリカ西海岸には、津波で出たがれきが流れ着きつつあると聞いた。


2012年3月11日。犠牲になられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災地の一日も早い復興を願います。

2012年3月10日土曜日

★春のキューガーデン★

気がつけばイギリスに住んで15年以上なるというのに、うちから遠いという事もあり、先月まで有名なキューガーデンに行った事がなかった。と言う事で、今回、キューガーデンの近くに住む友人を訪ねたついでに、キューガーデンに行って来ました。  
http://www.kew.org/ 


キューでは孔雀が放し飼いになっていて、私達が丁度通りかかった時、孔雀が羽を広げていたのでパチリ。しかし、オスの求愛行為を無視し、無情にもオスの前を走り去るメス(ピーヘン)。

ここまで至近距離で孔雀が羽を広げている所を見た事はなかったが、孔雀のお尻は、前の豪華さとは裏腹にダチョウか七面鳥のお尻のようだった。

カフェでお昼を食べ、レッドウッドの木の下で一休み。レッドウッドのエネルギーはとても優しく癒された一瞬だった。温室ではトロピカルな花の祭典などやっており、庭園にはクロッカスが咲き乱れ、春の気配が漂っていた。イギリスではクロッカスが咲くと次は水仙、梅、アーモンドの花が咲く。そして日は一日一日、長くなって行く。