2012年3月11日日曜日

3.11の記憶


一年前、私は友人の電話で起こされた。「すごい地震が日本で起きたみたいよ。あなたの家族は大丈夫?」イギリスは日本より9時間遅れ。その日仕事のなかった私は、まだベッドの中にいた。PCでニュースを見ると、ものすごい光景が広がっていた。

セラピーをやったりヒーリングをしたりするのは、私達が癒され未来が変わるためじゃなかったのか。それなのに、何故こんな事態が起きてしまったのか。東北にも関東にも家族や友人がいる。イギリスに来る前、友人と旅した東北の美しさ。その美しい景色が消えてしまった。どうしてまた東北!?蝦夷の人達の悲惨な運命と度重なる飢饉で出稼ぎ、身売りの多い東北の歴史が真っ先に頭をよぎった。


イギリスでは、非常事態なのに日本人の秩序を守った行動に賞賛の声が上がっていた。
(イギリスは昨年の夏、大都市で暴動•略奪•放火が起きている。天災ではなく、人災、自分たちで引き起こした事件である。)欧米のニュースでは報道されていない悲惨な状況がある事は、被災された方、ボランティアしていた方のブログなどで知った。


震災後、色々な角度からの情報が流れて来て、やっと冷静に3.11の意味を理解出来るようになったのは3ヶ月ぐらい経ってからだった。地球規模ひいては宇宙規模での解釈を聞き、やはり、原発と核に関する問題と二度も被曝してしまった日本人の役割を考えざる終えなかった。そして、地球のエナジーも変わって来ているという事を。


地球上の全ての物は、蜘蛛の巣のように全てが繋がっている。一カ所で糸が切れたら、それは振動となり糸を通して他の部分にも伝わる。現にアメリカ西海岸には、津波で出たがれきが流れ着きつつあると聞いた。


2012年3月11日。犠牲になられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災地の一日も早い復興を願います。

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