2012年6月17日日曜日

自然史博物館と科学博物館

Natural History Museum:  http://www.nhm.ac.uk/

この間のハワイからの流れで、7月末に大西洋にあるアゾレス諸島にイルカと泳ぎに行く事になりました。アゾレスは捕鯨船の中継基地だった時もあり、クジラもいっぱい出没します。その下準備で勉強がしたいのだけど、水族館の捕獲された生き物は余り役に立たず、ロンドンには海がない。どうしよう。すると「自然史博物館へ行け」と言うメッセージが。え、あそこは、死んだ生き物の剥製や化石、模型しか飾っていないじゃないと思ったけど、行けというのだから行ってみた。以前行った時素通りしてしまったようだが、確かにクジラ目の模型があり、シロナガスクジラ(模型)の大きさにはぎょっとした。これと泳ぐか?どうやら、いきなりクジラを見てその大きさに驚く人が多く、恐れの感情が先立つとクジラとクリアなコミュニケーションが取れないので、その大きさに慣れておくために来させられたようだった。また、イルカ、クジラの鳴き声の録音とソナーの説明なども勉強になった。

それにしても、この博物館、確かに色んな生き物が飾ってある。絶滅したドードー君達も。ドリトル先生の本にも出て来るドードー君、逆にここにいる為に絶滅しちゃったんじゃないの?と思ってしまったが。他には、鉱石の展示もすごい。ルパン三世じゃなくても欲しくなってしまうような高価な宝石も展示してある(笑)。地球のマグマの活動なども解りやすく説明してあり、地震を知らない人が実際に地震を体験出来るように、神戸の震災を再現したスペースもある。(床が動きます。)屋外で展示されている野生動物の写真はとても綺麗だった。

この自然史博物館があるサウス•ケンジントンの一角は、ミュージアム広場。隣に科学博物館とビクトリア&アルバート•ミュージアムがある。自然史博物館に行く途中に、科学博物館のポスターを見て、なんとなく流れで行って見る事にした。ここも、初期の頃のコンピュータや、飛行機、宇宙船、通信器具、医療器具、などなど、色んなものが展示してある。(昔来た時は、007の映画で使われた車なども展示してありました。)
Science Museum: http://www.sciencemuseum.org.uk/

もともと来る予定がなく、何の下調べもしていなく、クジラ目や海と関係のない科学博物館になんで来たんだろうと思っていたら、理由はすぐに解った。館内を回っていたらDeep Seaというを3Dの映画を上映している事に気がついた。ナレーションは、俳優のジョニー•デップとケイト•ウィンスレット。内容は、クジラ目というより海の生態系の話中心だったが、映像が綺麗だったので楽しめた。そして勉強になった。

余談だが、一階の展示場に、人工衛星から撮った夜の地球の映像が映し出されていた。日本は小さい国なのに、電気をいっぱい使っているので、ピカピカで目立っていた。使い過ぎのような気がするのに、それでも原発が必要だと言う。早くフリー•エネルギーのような代替エネルギーが主流になって欲しいものである。

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