2012年10月14日日曜日

ネイティブ•スピリット•フェスティバル2012

アズテカ•ダンス
ロンドン大学の東洋アフリカ研究校SOAS (School of Oriental and African Studies)で、12日から19日まで、ネイティブ•スピリット•フェスティバル2012が開かれています。(http://www.nativespiritfoundation.org/


アメリカやスペインと比べ、イギリスにはそれ程多くの北•南米大陸出身の先住民族の方は住んでいないようですが、それでも、毎年しっかりとその存在をアピールしています。このフェスティバルでは、文化の紹介(ダンスや楽器のワークショップ)だけでなく、先住民族の人達をテーマにした映画なども上映。工芸品も販売しています。

彼らの国がキリスト教化される前から受け継がれている、自然を敬う姿勢、世界観は、日本の古神道の概念と繋がる所があり、私達日本人にはとても受け入れやすいと思います。残念ながら、ヨーロッパはキリスト教化される過程で、もともとあったケルトや北欧のサーメなどに代表されるような自然崇拝の信仰が人々の生活から押しやられ、また中世の魔女狩りの時の記憶が集合意識のレベルで深く残っている為、自然崇拝がオカルトと誤解されたりして「怪しい」と思っている人も多いようです。(某有名スピリチャル•カウンセラーの方が、イギリスはスピリチャル大国と言っておられましたが、そうでもないというのが私の印象です。)

2012年12月にはマヤ暦が終わると言われていますね。一つのサイクルの終焉。今まで、先住民族の方達が置かれてきた状況を考えると、この機に彼らの苦しみも終わり、彼らの古代から伝わる叡智が広く認められる事を願います。
大英博物館中米部門に展示してある石盤

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