今年もハロウィーンがやって来ました。元々イギリスはアメリカほど、ハロウィーンの行事を大々的に行う習慣はなかったのですが、最近は日本のクリスマスのように娯楽化、商業化されたイベントとして楽しむ感じが強いようです。
お店には、食用でなく、中をくり抜いて提灯(ジャック•オ•ランタン)を作る為のおっきなカボチャが並び,ハロウィーンのシンボル•カラーであるオレンジと黒の色のついたお菓子や蜘蛛、コウモリ、骸骨などの飾りが売られています。
パブやレストランなどの飾り付けもハロウィーン調になる所も多く、夜、ホラー映画の登場人物のように仮装してハロウィーンパーティやパブに行く人達も登場。仮装した子供達も「トリック•オア•トリート」と、お菓子を貰いにご近所の家を訪ねたりするのもアメリカと一緒。(アメリカのように銃で撃たれる事件は発生していませんのでご安心を。)
その一方で、原理主義のキリスト教信者は「ハロウィーンは異教徒の祭り」なので、そういった行事には参加しないし、またテーマがテーマなので悪魔崇拝に結びつける人達もいて、イギリス人の間でもハロウィーンを祝う事は賛否両論です。
元々ハロウィーンは、ヨーロッパにいたケルト人の信仰に端を発すると言われ、日本のお盆のように10月31日は死者の霊や精霊、魔女などが現れる日と信じられていました。つまり、この世とあの世の境界が曖昧になる時なんですね。収穫期の終わりと冬の始まりを示すケルトの祭りサムヘインと、ローマの死者の祭りが合わさったものという説もあります。更に、11月1日の全ての聖人と殉教者を祝うキリスト教(カソリック)の万聖節(諸聖人の日)とも繋がってしまったようです。
こうして考えると、今私達がお祝いしている行事の中には、長い人類の歴史の中で他の習慣や祭りとかけ合わさり、名前は同じでも本来の意味と違って来てしまっているものが多いのかもしれませんね。
ちなみにバシャールによると、ハロウィーンの起源はアトランティスの崩壊を追悼する行事だそうです。
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