2013年4月18日木曜日

ドゴン族

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西アフリカに住むドゴン族の人達がロンドンにやって来たので、お話を聞きに行って来ました。ドゴン族は、マリを中心にアフリカ西部に住む人達ですが、古代エジプトと深い繋がりを持ち、天文学の知識に長け、肉眼では見えないおおいぬ座のシリウスの伴星B(白色矮星)の存在を、西洋人が天体望遠鏡で見つける前から知っていたというのは有名な話です。(空から船でやって来た「両生類の神様」から教えられたそう。)


お話の会に行って気がついたのは、このドゴンの人達は、ブルキナ•ファソに住むドゴンの教えを広めようとしている人達で、シカゴとブルキナ •ファソに拠点を作って活動しているそうです。今回お話をしてくれた3人の司祭のうち、二人はアメリカの方で、イニシエーションを受け司祭になった方でした。ドゴン族は今までその教えを外部の者には教えなかったそうですが、地球がこんな状態になったので、教えを広める時と長老が判断して現在のような組織が作られたとの事。


お話会のタイトルがThe dialogue of energy。私達人間は、体を通して常に地球と宇宙から来るエナジーを受け取り、また還元しているそうで、今はそれが出来ていない人、つまりバランスが崩れた人が沢山いるそう。自然に帰りましょう、自然を敬いましょう、そうしないと地球は破滅してしまいますよ、というメッセージでした。

おもしろい事に、参加者の一人がシリウスの繋がりについて質問すると、「どこへ行っても良く聞かれる。でもはっきり言って、その質問は僕らを侮辱している質問だ。人間より勝っている神のような宇宙人なんている訳ないだろう。僕らの方が劣っているような見方をするなんて間違っている。」と、シリウスとの関係をまっこうから否定。その強い言い方に、彼ら自身が何か恐れを持っているように感じてしまいました。質問した参加者の女性が「侮辱するつもりはまったくなく、単にマリに住むドゴンの長老がそう話しているのをドキュメンタリー番組で観たから聞いてみた。私達人類は、他の星と深い繋がりを持っている。」と食い下がったら、「僕らが西洋の人達に強く言いたいのは、そんな事よりも輪廻転生の概念がまったく忘れ去れている事だ。」と話をそらしてしまいました。

ルーツについても、ご先祖様はナイル河のデルタ地域からやって来たという所に留まり、それ以前の移住の歴史は触れておらず、ピラミッドについても、その当時の知識と力の象徴と説明したに留まり、それ以上は深くはいらず。。。イニシエーションに参加した人達には「奥義」が教えられるのか、それとも、長い年月に渡る集団健忘症で、高度な知識が失われてしまったのか、或は、あまりにも「突飛な事」を言うと大衆に受け入れられないと思い、隠しているのか。とても不思議な感じがしました。

イギリスでは、まだドゴン族というはそれ程知られている存在ではなく、私自身一度お目にかかってみたいと思っていた所なので、アフリカに行く事なくお会い出来たので、タイムリーなイベントではありました。


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