ドバイは到着は夜の7時。日本行きの飛行機は朝の2時50分発ですから、7時間以上の待ち時間があります。外はすっかり暗くなり、でも、空港で時間を潰すのもつまらない。ドバイに滞在した事がある友人が、夜でも安全、ただ外を歩いているのは男ばっかりだよと言われました。そうイスラムの国です。女の人は一人では出歩きません。そして、折しもラマダンが始まったばかり。ラマダンの時は夜皆外出するので、賑やかな筈。ロンドンからの旅の疲れもそれ程感じていなかったので、空港からタクシーに乗って海辺に出てみる事にしました。
外に出てまっさきに感じるのは蒸し暑い空気(40度)。タクシーの運転手さんはエジプト人で、エジプト人らしくフレンドリー。会話も弾み、海辺で下ろしてくれた時に、おい、これ持っていけやとウェットティッシュのパックを私くれました。アラブの国らしく香水の匂いがきついウェットティッシュなのでちょっと使いづらい。ところが、タクシーの中は冷房が効いていて快適だったのが、いざ外へ出るとむあーっとした熱気で、眼鏡もカメラのレンズもいきなり曇ってしまう!写真なんてぼけたような画像しか撮れない!汗がざーっと出て来て、いただいたウェットティッシュが大活躍。
この湿度200%の感覚はアジアン•ナイトの典型。海の水も生温い。あまり街灯がなく、そんな中、真っ暗な海に入っているのは外国人ばかり。結局あがっても、こんなに暑いんじゃ、夕涼みにはならない•••。10分ほど、砂浜を歩いていて、もう汗の量がはんぱじゃない。根性のない私は、近所のホテルへと向かいました。。。途中、モスクの前を通りかかると、ラマダンの夜のお祈りに集まった男性信者がいっぱい。女性の姿は見えず。。。
ホテルでちょっと涼んだ後は、タクシーを捕まえて即空港に戻りました。今度のタクシーの運転手さんは、ラホール出身のパキスタン人。パキスタン人、結構ドバイで働いているよ、との事。パキスタン人の学校まであるそうです。空港でも、インド人、フィリピン人、アフリカ人と、ドバイのアラブ人はどこ?と思うくらい、外国人労働者が目につきました。ドバイのアラブ人はイミグレでしか働いていないよ、とパキスタン人の運転手さんが教えてくれました。英語がどこへ行っても通じるというのはよくわかります。
そして、今度、空港の建物の中は、冷房が超効いていて、長袖を着なければ寒くって死にそう。この寒暖の差の激しさもアジア。
ドバイ、印象としては、近代的で、素敵な建物とかあるのですが、何故か人工的な感じが否めない。。。灼熱のイスラム教国に住むのは大変そうというのが正直な感想です。
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