2013年5月8日水曜日

コッツウォルド地方への旅


英国観光庁が力を入れている観光地の一つ、コッツウォルド地方にある友人宅へ遊びに行って来ました。地元で採れる黄色味がかった石灰岩で出来た家が立ち並び、小さな村々ある木立の間を小川が流れ、背景の田園風景とマッチして絵に描いたような英国の風光明媚な地帯と知られています。英国王室の方々や有名人、またロンドンに住んでいるお金持ちの人達の別荘なども多くあります。シェイクスピアで有名なストラットフォード•アポン•エイボンが近くにあるので、日本からツアーでいらっしゃる方々は、一緒に回る場合が多いみたいですね。

友人が住んでいる場所はチェルトナムといい、鉱水が出る為、保養地として発展した町です。貴族やお金持ちの人達のスパ(保養地)だった言うだけあり、町中もおしゃれ。ここでは鉱水を飲む事が出来ます。チェルトナム独自のお店も立ち並び、週末、都会の喧噪を逃れて一息つくにはとても良い場所かも。
友人夫妻は、私が以前コッツウォルドを訪れたのが何年も前と知り、久しぶりだろうからと、気を使ってくれて近隣の観光地へ車で連れて行ってくれました。まずは、Bourton-on-the-water(バートン•オン•ザ•ウォーター)。小川が村の真ん中を流れていて、水が綺麗。お天気が良かったので、浅瀬で水遊びをしている子供が結構いました。ここでは久しぶりに、英国の伝統的なクリーム•ティー(スコーンとジャム、濃厚なクリームの組み合わせ)をいただきました。これだけ甘いと、やっぱり濃く出た渋めの紅茶が良く合いますね。私達がお茶を済ませた頃には、村は観光客で溢れていました。(そう、お昼の時間に「お茶」をしたのです(笑)。)
スコーンは焼きたてでふわふわでした。ごちそう様。
天井にティー•ポットがいっぱい飾ってありました。
次に向かったのはThe Slaughters。名前が名前なんですが(虐殺とか屠殺の意味です)、とても小さくてかわいい村でした。

〆は、Stow-on-the-Wold(ストウ•オン•ザ•ウォルド)。こちらは小川が流れている訳でもなく、何故人気があるのか解りませんでしたが、観光名所のようです。チェルトナムには競馬場があり、レースがある時に、チェルトナムで宿が取れない人がちょっと静かなStow-on-the-Woldに滞在するようです。(ちなみにこちらの競馬は日本の競馬と感覚が違い、皆着飾って行くので貴族のスポーツ的なイベントです。)


クラフト•フェア
この時期、イギリスの町ではよく、「クラフト&アート•フェア」が開催されます。教会や町役場みたいな場所を借りて、クラフト、アート、アンティーク、古本、洋服、ジュエリー、地元の特産物のお店、お菓子屋さんなどの出店が集まります。イギリスの春〜夏は日も長く、田舎の村を回るとそういった楽しみがあるのがいいですね。

チェルトナムの友人宅の庭には、マグノリア(モクレン)が咲き誇っていました。今年のイギリスの冬は、雨が多くどんよりしていて長く感じられたのですが、やっと春らしい気候になりました。緑が目に痛いぐらいです。


友人宅の庭です。とってもイギリス。


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