2013年3月4日月曜日

アバロンの島へ•••(グラストンベリー再訪)(1)

今回、バースの友人の所に滞在したついでにグラストンベリーにも足を延ばして来ました。一昨年、ブリストル経由でグラストンベリーに行っていて、昨年の秋頃にもう一度グラストンベリーを訪れよ、というようなメッセージが大宇宙の方から来ていたのですが、ロンドンからだと車がないと行き辛く、一緒に行く予定だった別の友人となかなかタイミングが合わず、引き延ばしになっていました。今回グラストンベリー再訪が叶ったのも、やっぱり意味があるのでしょう。

バースの友人がブリストルで仕事をしているので、朝、彼女の車でブリストルのバス•ステーションまで連れていってもらい、そこから前回と同じルート、376番のバスに乗り、田園地帯のうねうね道を走り、ウェルズ(Wells)という町経由でグラストンベリーに向かいました。ちなみにバス代は、一日乗車券を買って7ポンド。バスは、一時間20分程でグラストンベリーのメイン•ストリートに到着します。

グラストンベリーと言うと、最近なら6月に行われるロック•フェスティバル(実際は町から9.6km離れた場所が会場になっています)、歴史を知っている人なら、映画にもなった魔法の国イギリスのアーサー王の伝説を思い出す人が多いのではないでしょうか。スピ系の人達の間では、すごく有名な場所です。なかなか見る物がいっぱいあるので、前回行った時のエピソードも交え、グラストンベリーを紹介して行きます。(大きな町ではないので、がんばれば一日で回れると思いますが、お天気にも左右される事が多いので、出来れば、日が長くなる春分の日以降に訪れるのをお勧めします。)

まず、必ず皆さんが押さえる場所が、丘の上にあるトール(Tor)。グラストンベリーの町のシンボルです。丘は158メートルほどの高さなのですが、側面が結構傾斜の激しい段なっていて日本の古墳のように見えます。実際に段の部分を歩いて行くと迷路のように感じ、昔の人は、こうやって瞑想しながら頂上に向かって登って行ったのではないかと思ってしまいました。丘には東側と西側からまっすぐ頂上に続く道が作られていて、簡単にアクセス出来ます。


塔に天井は無く、空が見えます。
頂上に聖ミカエルにちなんだ教会の塔が建ち、大天使ミカエルのレイラインが走っていると言われ、実際に感じるのもものすごく力強い根底から揺るがすような男性性のエナジーです。ミカエルのエナジーも入っているのでしょうが、もともと地球自身が持つ男性性のエナジーという感じ。また、ここはポータルがあり、他の次元と繋がっています。(この辺で良くUFOが見えたり、妖精や幽霊?が見えたりするというのも、このせいでしょうか。)ちなみに、中世、処刑場として使われた事があるようで、ストーンヘンジなんかもそうですが、聖域とは言え、色々なエナジーが入り交じった場所のようです。

(参考写真。他の方のサイトから)
そして伝説の「アバロンの島」はこの丘ではないか言われています。(ブライアン•フェリーの歌を思い出している方もいるのでは?)アバロン島は、魔法使いモルガン•ル•フェイが住む島。(思いっきりケルトの世界ですね!)戦いで傷ついたアーサー王が傷を癒しに訪れた場所、また彼が使った魔法の剣エクスカリバーが作られた場所と言われています。グラストンベリーのあるサマーセット県は2千年前は海でした。海が引いた後も湿地帯のままで、実際現在でも水が湧き出る泉が至る所にあり、今でこそ、オランダのように浸水を防ぐ為の堤防が作られて守られていますが、昔は冬期になると水浸しになっていたそうです。つまり、トールの丘が孤立した島になってしまうんですね。また、丘はある程度高さがあるので、曇った日に別の高い場所から見ると、雲海の上に塔が見え、別の意味で島となる事があるようです。(一度見てみたい!)

トールが男性性のエナジーなら、その麓にあるチャリス•ウェル(Chalice Well)ガーデンは、女性性のレイライン(聖母マリアのライン)が走っている場所と言われています。こちらは、前回グラストンベリーを訪れた時に訪問しました。

名前Chalice(聖杯)Well(井戸)の由来は、お水に赤みがかかっているので、アリマタヤのヨゼフがキリストの遺体引き取り埋めた時、あるいは最後の晩餐で使った杯を洗った時に、キリストの血が地面から沸き出したというストーリーにちなんで付けられたようです。常に同じ水温の酸化鉄を含む水脈が真下を走っており、そこを水源とする水が休む事なくこんこんと湧き出ていて、庭園を訪れた人はこのお水を飲む事が出来ます。飲んだら、かなり「鉄」臭かったです(笑)。あんまり沢山は飲めないかも•••。
一歩庭園の中に入ると、静寂な空間が。(私が行った時は、それほど観光客がいませんでした。)庭の木や花は一つ一つ丁寧に手入れされていて、調和が保たれており、ひっそりと木陰に置かれているベンチなどに座って、水音を聞きながら読書したり瞑想したりするのには最適な場所です。トールが「動」(陽)ならこちらは「静」(陰)で対照的。とても優しい女性性のエナジーです。井戸の蓋にあるシンボル、重なった二つの円(ヴェシカ•パイシーズ)は神聖世界と物質世界、内なる世界と外の世界が交わる場所(円が重なる部分。ヴェシカ•パイシーズはラテン語で魚の膀胱という意味です。)を表しています。チャリス•ウェルは何世紀にも渡り、神聖なる女性性の場所として巡礼者が後を絶たず、2001年にはワールド•ピース•ガーデンに指定されています。

お水が鉄の成分で赤っぽいのが解りますか。

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