イギリス南西部、バースの近くに住む、暫く会っていないフランス人の友人に会いに行って来ました。彼女は、新しいパートナーと船の家で暮らしています。イギリスは、産業革命の時に運河網が発達し、現在は荷を運ぶ為という言うより、ライフスタイルとして水上生活している人、また船を所有し、休みの時に船でゆったりとイギリスを巡る人などが、運河を使っています。ボートが行き来するのは見た事あるし、日本の屋形船の感覚で船でのパーティに参加した事はあるのですが、実際に人が住んでいるボートには泊まった事がない!一体どんなんだろうと思い、ワクワクしながらお邪魔して来ました。
ボートは基本的に運河の形と幅に合わせて、細長い形をしています。正面に見えるのが入り口。とても小さいのでかがんで後ろ向きに入ります。階段が数段あって下りるので、床の位置は水面より低いです。入ってすぐがリビングのスペース。その後ろがキッチン。リビングには、薪と石炭を使う、ストーブが。リビングにあるソファは、簡易ベッドになります。
キッチンの後ろにお手洗いとシャワー。そしてカップルの寝室と続きます。お水は、船に付いているタンクの水から供給。タンクの水が無くなったら水汲み場から補充。お手洗いの水を流す時も、あんまり一気にボタンを押すと、水が横に飛び出してしまうので、節約モード。排泄物は排泄物用のタンクに溜まり、これもいっぱいになったら捨てに行きます。運河には流れでません。普通の船の構造と一緒ですね。電気も電圧が低いので、普通の電化製品は使えないそうで、友人の船には、洗濯機とかヘアドライヤーなどはないそうです。そう言う意味では、不便と言えば不便だけど、かなりエコです。インターネットのアクセスはありました。それと、決まりで、3週間に一度は船を別の場所に動かさなければいけないとか。うーん、ボヘミアンですねぇ。(友人はもともとそう言う要素のある人です(笑)。)ただ、友人曰く、夏は運河の横の歩道を散歩している人達や釣り人で賑わうため、結構落ち着かないとか。
確かに、陸上の生活に比べれば不便な点はありますが、水辺と言う事でとても自然に近く、夜は星がよく見えるし、フクロウの鳴き声が聞こえたり、明け方雁が鳴く声で目が覚めたり、都会の暮らしに比べ、とても安心出来る所も多いです。目線が水鳥と一緒というのもいいですね。水辺なので湿気は多かったですが、ストーブの火に天然の暖かさがあって、良かったです。海と違い、波がないので揺れる事はなく、船酔いにはなりませんでした(笑)。
確かに、陸上の生活に比べれば不便な点はありますが、水辺と言う事でとても自然に近く、夜は星がよく見えるし、フクロウの鳴き声が聞こえたり、明け方雁が鳴く声で目が覚めたり、都会の暮らしに比べ、とても安心出来る所も多いです。目線が水鳥と一緒というのもいいですね。水辺なので湿気は多かったですが、ストーブの火に天然の暖かさがあって、良かったです。海と違い、波がないので揺れる事はなく、船酔いにはなりませんでした(笑)。
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