グラストンベリーは、パワースポットや遺跡の町だけではないのです。イギリス人でグラストンベリーと言うと、ぎょっとする人がいます。所謂ニューエイジ&ヒッピー系で麻薬とかやってしまう怪しい人達が集まっている町というイメージも強いんですね。確かに、黒魔術とか怪しげな東洋のカルトとかと結びつける人も多く、世捨て人や、浮世離れした人みたいなイメージが根強かったようで•••。最後に、いかにグラストンベリーの町が魑魅魍魎としているか(笑)、町中をご紹介します。
目抜き通りとなるHigh Streetはそれ程長くないのですが(端から端まで歩いてもせいぜい7、8分ぐらい)、そこに所狭しとパワーストーン屋さん、ニューエイジ系の本屋さん、ナチュラル志向(ヨガ系)の洋服屋さん、山羊の骨などを飾ったゴシック系のお店、色んな宗教とネイティブ•アメリカンがごっちゃになったようなお店(それがニューエイジ???)が、普通のスーパーマーケットとか靴屋さんと一緒に並んでいるのです。
昔ながらのティー•ルームが浮いてしまう雰囲気(笑)。 |
こちらは私がお昼を食べた ベジタリアン•カフェ。 |
そう言えば、今回は見かけなかったけど、前回来た時は、チャリス•ウェルの近くの泉の所で、絵に描いたような飲んだくれのヒッピー風の中年〜老年グループがいました。色んな生き方があるんだなぁと思った事を覚えています。確かに普通のカフェなどの公の場で、堂々とアセンションとか、占星術の話とか、天使やアセンデット•マスター、エナジーがどうのこうの、なんて会話が出来るのはグラストンベリーだからこそ。ただ、グラストンベリーに住んでいた事のある友人によると、ここのコミュニティーはニューエイジ系の人達(新参者)と、そう言ったものはまったく否定する「保守派」の人達にまっぷたつに別れてしまっているそうで、「そんなに嫌なら引っ越せばいいのに、そういう場所にずっと住み続けているのよ。」と友人は言っていました。彼女もちょっとした確執を経験したようです。
今回の訪問は2月下旬で、気温はまだまだ低かったけれど、春の訪れは感じられ、修道院跡の庭には水仙の花が咲き誇っていました。そして、放牧の季節が始まっていて、トールの丘には羊達がいっぱい。頂上でも、草を一生懸命食べている羊がいました。この時期は出産のシーズンでもあり、牧草地の横を歩いていると、よちよち歩きをしている子羊と目が合う事数回。子羊を見るとイースターまであとちょっと思ってしまいます。やっぱりヨーロッパはキリスト教を中心に回っているんだなぁ•••。
いつもならパワーストーン買いだめしてしまうのだけど、今回欲しいと思って買ったのは一個だけ。エッグ•ストーンの所にいた時、頭の中を過ったジラソル•クォーツ。タンブルだけど卵型っぽいのものがありました。グラストンベリーの良い思い出になりそうです。
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