2012年5月1日火曜日

ハワイ島に導かれて•••(5)イルカと泳いだ日



念願のドルフィン•スイムをした。これは船でコナ沖を北上し、移動中のイルカの群れの所に行き、一緒に泳ぐというもの。イルカの群れを見つけ、移動中の彼らが泳いで来る地点に船を回す。船長の「準備はいいか?飛び込め〜っ」というかけ声の下、皆一斉に海に入る。最初に飛び込んだ地点は、海底が白浜でバハマの海のようだった。(ハワイの海底は珊瑚と岩が多い。)ハワイの海にいるイルカはスピナー•ドルフィン(ハシナガイルカ)で、バハマのイルカちゃん達よりスリム•ボディ。一匹、ぶつかると思うくらい、すごく近くまで泳いで来たイルカがいて、かけた背びれや、ダルマザメ(クッキーカッター•シャーク)に咬まれた傷跡まではっきり見えた。目があった!「私の事をチェックしに来た?」と瞬時に思った。


水の中にいると、姿は見えないのに、ピーピーと言うイルカの鳴き声が聞こえる。イルカは視覚の代わりにソナー(超音波)を使い、水中の物体に関する情報を得る。心臓にペース•メーカーを着けている人も、解ってしまうという。


コナの南、ケアラケクアの辺りだと、イルカは休みに来るので余り動き回らず、落ち着いてイルカと泳げるらしいが、コナの北にいるイルカは移動中なので、来ても、すーっと素通り。彼らが行ってしまうと、ボートに戻り、次のイルカの群れを探し移動。イルカの群れが見つかると、また海に入るという事の繰り返し。かなりの数のイルカに遭遇出来たと思う。イルカ達は、水の上でジャンプしたりして、自由な彼らが羨ましくなった。


そして今回は、皆の憧れのマンタも見れた。クリーニング•ステーション(マンタのお風呂場?)の所で待っていると、すーっと泳いでくる。3枚(そうマンタは「匹」ではなく「枚」です)ほど、マンタが優雅に泳いでいる所を見ました。

水深20m以上はあるだろう所で泳いでも全然平気だったのは、快挙。もっと深い所で泳ぎたいと思ったくらい。そして、おもしろい事にイルカに追いつこうと夢中になっていて、はっと気がついたら、手を体の脇につけモノ•フィンを着けているような格好で泳いでいた。(人魚のポーズ?)つまり、無意識のうちにイルカのように泳いだら、一番効率よく泳げると体が判断していたようだ。


残念だったのは、ドルフィン•スイムがかなり商業化されて来ていて、一度に7、8隻ものボートがイルカの群れを囲い込んでいる時があった。ボートによってはマナーが悪く、イルカにもスイマー達にも負担になってしまっていた。今後、事故が起きなければよいが。


後日、ケアラケクア、ツー•ステップの方から海に入り、イルカが来るのを待っていたが、その日の朝は登場してくれなかった。イルカと会えるか会えないかは、ある意味「ご縁」なのだと思った。

0 件のコメント:

コメントを投稿