ペルーと言えばもう一つ、有名なパワースポットがあります。それは、地球の第二チャクラと言われるチチカカ湖。これを外す訳にはいきません。クスコからチチカカ湖湖畔の一番大きな町プーノへは、電車か高速バスで行く事が出来ます。最近は、ペルーの高速バスがグレードアップして快適になったと聞いたので、移動時間を節約するため、夜行バスの手配をしました。
バス•ターミナルの様子 |
クスコには野良犬が多く、この わんちゃんもそのうちの一匹。 バス•ターミナルを自由に 徘徊していました。とても 人懐こいわんちゃん♥ |
私の場合、行きのバスの座席は市内の旅行代理店を通して予約したのですが、バス•ターミナルに直接行くと、リマやアレキパと言った主要都市への切符は、席が空いていれば簡単に買えるし、ターミナルで直接バスの運行会社から購入した方が安いと思います。バス会社のカウンターで指定席の番号が記入された切符を受け取り、バス•ターミナル使用税を払うと、切符に税を徴収したという印のシールを貼ってくれました。これがないと、バスに乗せてくれません。クスコのターミナルの中には、カフェらしいカフェはなく、「売店」的なお店が、飲み物やペルー式サンドイッチ、スナックなど売っています。
売店で飲んだホット• ココア。蜂蜜が入って いて、超美味しかった。 流石、ペルー。カカオ の産地。 |
さて、バスは夜10時出発。噂に聞いていた通り、シートがベッドのようになって足を伸ばせて、飛行機のエコノミークラスの座席よりは快適なのですが、、、道が、、、そうです、道路の舗装状態が悪く、バスが揺れる、飛び跳ねる•••。結局、良く眠れないまま、朝の4時半にプーノの町に着きました(涙)。バスを降りると、クスコより更に空気が薄くなっている事をまっさきに感じます。
もともとは、プーノからチチカカ湖にある浮き島(ウロス島)を一日かけて回るツアーに参加し、その晩はプーノに一泊。翌日、ボリビアのラ•パスへ向かう予定だったのですが、旅行代理店の人から、次の日にプーノでストが予定されていて、バスが出ない可能性の方が高いとアドバイスされ、急遽予定を変更。浮き島は半日観光にして、その日の午後にはラ•パスへ向けて出発する事にしたのです。実はその数日前に、全国ストが行われ各地でデモ隊が行進し、クスコとピサックもタクシー以外の交通機関が麻痺しました。やはりペルー、まだまだ不安定要素がいっぱいあるようです。
プーノのバスターミナルでは、旅行代理店の手配してくれた人が迎えに来てくれて、泊まる予定だったホテルのロビーに連れていかれました。向こうも事情を解っていて、「ツアーが始まるのは9時だから、それまで横になっていたら。後で朝食も持ってくるから」と、毛布を出してくれました。きれいなお手洗いも使え、歯磨きも出来て、すごく助かりました。ウロス島への船が出る船着き場へ行く途中、車から見たプーノの町は、(申し訳ないのだけど)かなり観光化されていて落ち着かない印象。荒い感じのエナジーで、泊まらなくて良かったと思ってしまった。湖の水も、船着き場辺りは聞いていたほど奇麗ではありませんでした。
船着き場からウロス島までは30分ほど。ここには全部で42の浮き島があります。(正確には「ウロス諸島」?)最初の島で、村長さん(?)が、島の作りと歴史を説明してくれました。1〜2メートルの厚さのある、キリと呼ばれる葦の根っこの塊(土壌みたいに見えます)をまず結び合わせ、その上に湖に生えるトトラ(確か発音はトトーラだったような?)と呼ばれる葦を組み合わせて行きます。その上に家を建てて、家族が住めば集落が完成。(^_^) 葦は水分を含んでいて、切りとった部分を見るととても瑞々しい。口に入れて吸ってみたら、お水がいっぱい出て来ました。(ヨウ素を含んでいるそうで、コカの葉と同じ様に使われているとか。)下痢する可能性があるとどこかのブログにありましたが、私も、一緒に葦を嘗めていた他の人達も大丈夫のようでした。(^_^)
ウロス族が浮き島生活を始めたのは、インカ帝国に支配されたくない為、移動自由な水上生活を選んだのが理由とか。チチカカ湖は標高3,810m。世界一高い場所にある湖。高地なので寒暖の差が激しく、私が滞在していた時(南半球の春)も昼と夜とではかなり気温が違い、風もある水上生活は大変そうと思ったのですが、ウロス族の人達は平気なようで、自分達のことを「黒い血が流れているから寒さを感じない」と言っていたそうです。現在は母語のウロス語を話すことはなく、ずっと陸地で交易関係にあったアイマラ族のアイマラ語を使っています。
次にトトラの船で連れて行かれたのが、アナンパチャ島。ここはとても観光化されていて、お土産物屋さん、カフェ、簡易宿泊施設(ホテル?)などもありました。葦をうまく組み合わた生簀に「カラチ」と呼ばれるお魚が養殖されていました。元々ウロス族は、湖に生息していたカヤダシ、ナマズなどを食べていたようですが、現在は鱒などの外来種も食されています。
島を歩いていると「お土産いかが」と何度も声をかけられます。ガイドさんも「ここの人達の生活は、お土産の売り上げで成り立っています。買ってあげて下さい。」と勧めます。とても商業化していて(向こうにしてみれば、生活かかっているから必至なのでしょうが)、落ち着かない。ここでは湖のエナジーもあまり感じる事が出来ず、チチカカ湖こんなんだったんだと、がっかりしてしまったのですが、この後、ボリビアのラ•パスへ向かう途中、ボリビア側にあるコパカバーナという町を通過。その雰囲気にとても惹かれ、ペルーへ戻る途中そこに一泊する事にしたのです。で、コパカバーナに泊まって正解でした。ストが起きたのは、プーナの町に一泊する必要がないっていう、大宇宙からのメッセージだったようですね。本当にうまく出来ている。
ウロス族が浮き島生活を始めたのは、インカ帝国に支配されたくない為、移動自由な水上生活を選んだのが理由とか。チチカカ湖は標高3,810m。世界一高い場所にある湖。高地なので寒暖の差が激しく、私が滞在していた時(南半球の春)も昼と夜とではかなり気温が違い、風もある水上生活は大変そうと思ったのですが、ウロス族の人達は平気なようで、自分達のことを「黒い血が流れているから寒さを感じない」と言っていたそうです。現在は母語のウロス語を話すことはなく、ずっと陸地で交易関係にあったアイマラ族のアイマラ語を使っています。
二人こぎ手がつきましたが、後ろにモーターが付いていて、 途中からモーターボートになっていました(笑) |
ホテルのお部屋。ベッドだけです。 |
観光化されていない部分。庶民の生活がかいま見れます。 |
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