2013年10月22日火曜日

Andes Mountain High:ペルー&ボリビア旅日記(7)

コパカバーナの町自体はとても小さく、特に目立った観光の名所はないのですが、ここから有名な太陽の島(Isla del Sol)に行く事が出来ます。もちろん時間のある方は太陽の島に滞在したり、月の島(Isla de la Luna)に行ったりした方がもっと楽しいかも。私は、ボリビアのパンパ(湿地帯)を訪れた後、ラ•パスからのバスで午後遅くにコパカバーナの町に到着し、その晩は一泊。翌日の夕方、プーノ経由でクスコへ向かうバスの出発時間に合わせ戻って来れる一日ツアーに参加しました。太陽の島へ行く船が出る船着き場も上の写真にある通り。変に観光化されていない分、水の透明度も高く、期待していた通り湖のエナジーを十分感じる事が出来ます。
太陽の島
お天気が変わりやすいのか、着いた時は快晴だったのに、明け方、雷に土砂降りの雨!雨合羽で観光かなと心配したのですが、朝になったら晴れてくれました。無事、午前8時40分過ぎに、太陽の島へ向けて出発。しかしここで誤算が。。。ツアーはスペイン語のみだったんです。船のおじさん、英語ちょっと話すって行ったけど、本当にちょっとだった(涙)。ボリビアの人はゆっくり話すとは言え、私のスペイン語の聞き取りも怪しい。が、こういう時、必ずバイリンガルの人がいるもので、アメリカ人のおにいさんに助けてもらいました。(謝謝!)
人魚が住むと言われる美しい湖
太陽の島は、どうやら世界各地に残る洪水伝説のチチカカ湖版のようで、水が引いた後、最初に姿を表し太陽が見れた場所。またインカ初代皇帝マンコ•カパック(太陽神)が出現した場所なのだそうです。紀元前に既に人が住んでいた痕跡があり、インカ時代に建てられた遺跡は80カ所以上あります。昔は、男性のみが住む島だっだそうで、未婚女性はお隣の月の島に住んでいて、結婚したら他の島に移るというしきたりだったそう。現在は、男女混合、約800世帯が住んでいます。

コパカバーナから最初の寄港地、島の北側(Challa'pampa)までは15kmちょっと。船は速度が早くないので2時間ほどかかりました。上陸するとご高齢のガイドさんが待っていてくれましたが•••ここでもスペイン語オンリー(涙)。ツアーの予約入れた時にきちんと確認すればよかったのだけど、結構アバウトな国なので「英語もOKよ〜!」とだまされそうな気もする。そしてここでも、スペイン語の説明の解らない部分は英語が話せるバイリンの観光客の方々に助けてもらったのでありました。ほっ。(謝謝!)
浜辺にいた子豚ちゃん達♥
まず、ガイドさんが連れて行ってくれたのが、黄金博物館(Museo de Oro)。10分で全部見れるぐらいの、と〜ても小さい博物館で、発掘調査の様子、発掘された遺跡の一部や人骨など展示してあります。湖の中にはまだまだ発見されていない遺跡がいっぱいありそう。ちなみに、ニューエイジ系の人達の間では、湖の底にはアトランティス時代に埋められた水晶が眠っていると言われています。(だから湖にパワーがある!?)
サボテンが乱立
次は博物館から3km程離れた、主要な遺跡がある場所に連れて行かれました。パンパ(海抜400m)からいきなり海抜3,810mの世界に戻ったので体がついて行かず、勾配がありきつかった!一緒に歩いていたアルゼンチンから来た女性も辛そう。途中、インカ時代に作られた「段々畑」の前を通り、ガイドさんが仕組みの説明。図解した看板があったのですが、これまたスペイン語オンリー。(日本に来る外人観光客の気持ちが良く解る•••)
段々畑。岩や小石、砂を使い、うまく濾過するような仕組みになっているそう。
道端に咲いていたお花
やっと着いた聖域と呼ばれる場所には、大きい岩がどん!と鎮座していました。ガイドのお爺さんは、自慢そうに説明しています。これが有名なインカ初代皇帝マンコ•カパックが出現したと言う場所。島一番のパワースポットのご神体「聖なる石(Roca Sagrada)」。岩全体がインカ帝国のパワー•アニマル、ピューマの形になっています。鉱物学的には赤色の砂岩です。ガイドのお爺さんが「エネルヒーア(スペイン語でエナジーの事)を感じてみて下さい」と言うので、皆が岩に触っています。一見、何の変哲もない岩なのですが、近寄ると足下からぐわーんとお腹に上がって来るエナジーを感じました(まさに第二チャクラ系!)。
聖なる岩。ピューマの姿に見える?
大きな岩がゴロゴロしてます
聖なる石の反対側には「生け贄の台」が。ここでも生け贄の儀式が行われていたのですね。ガイドのお爺さん曰く、「動物の生け贄だけでなく、人間の生け贄もありました。当時は月の島に住む処女の中で、一番美しい娘が選ばれ、夏至の日に生け贄にされていたのです。」•••そういう判定基準だったのね。多分、神官が審査員だったのでしょう。選ばれた娘の気持ちはさておき、親御さんにしてみれば、娘がミス•インカになったような気分だったのかしら。ちなみにアルゼンチンの山岳部で見つかった子供のミイラからは、大量のコカとアルコールの成分が検出されたそうで、生け贄にされるまで、薬漬けにされていたようです(恐らく洗脳する為と恐怖を消す為)。そこまでして、生き物を神様に捧げなきゃいけないと言うシステムを作った背景にあるものは何なんでしょうね。(~_~;)
生け贄の台を再現したもの
聖域で最後に訪れたのチンカーナ(Chincana - 迷路という意味)の遺跡。聖域のお世話をする人達が住んでいた場所、神官の教育をする場所だったと言われています。確かに小さなお部屋がいくつもあり、屋根がちゃんとあった時は迷路のようにだったかもしれません。ここに小さな水飲み場があり、そこの水を飲むと長生きすると言われているそうです。ガイドのお爺さんが分けてくれたので口に含んでみました。ちょっと甘い味。一緒にいたアルゼンチン人のカップルは、衛生上問題があると思ったらしく、辞退していました。(私はその後、別に下痢したりしませんでしたよ(笑))
石垣にカミソリの歯も通さないという精巧さはなし。
ここで島の北側を巡るツアーは解散。島の南側までトレッキングするグループと、船着き場まで戻るグループに分かれました。これから2時間半のトレッキングは辛い。高地に戻った疲れがどっと出たので、船に乗って南側へ行く事にしました。1時半には船が南側へ向けて出てしまいます。置いてきぼりは困る!急ぎ足で港まで戻り、売店でサンドイッチを購入。時間がなかったので船の中で食べました。
50分ほどで島の南側、ユマニ(Yumani)の港に到着。1時間の滞在です。ここには「インカの泉(La Fuente del Inca)という自然水が湧き出る場所があります。若返りの泉らしいですが、湧き出ている場所まで行くのに、206段の階段があり、高地でこれを登らなければならないとは、超つらかった!これじゃ、逆に年をとってしまう〜(笑)。

泉の後は、港の横のカフェで休憩。コーヒーを飲んだのですが、これが超ぬるい。しかも多分インスタント(汗)。高地なのでお水を沸騰させるのが大変なのでしょうね。午後3時40分、北側からトレッキングして来たグループが合流。あれ?あのアルゼンチン人のカップルは?彼女の方が疲れていたみたいだから、間に合わなかったのかな??船は無情にも出発。2時間ほどかけてコパカバーナの港に着き、ツアーは解散。私はその足で、泊まったホテルで預かってもらっていた荷物を引き取り、クスコへ向けて出発。

最後に•••コパカバーナに滞在した大きな理由、プーノでは感じる事の出来なかった湖の高いエナジーを感じる事が出来た瞬間をシェアします。泊まった晩、湖の畔で写した写真です。個人的に、夜の方が場のエナジーや自然霊の存在を感じる力がアップします。最初に意識を集中して撮った一枚に、カラフルな色のオーブがいっぱい写りました。
高次の存在がいっぱい!
同じ場所で後に撮った写真。左上の二つの緑色の玉は、夜、カメラの
フラッシュを焚くと必ず出るものです。カメラの問題だと思います。
ちなみにその後に同じ条件で撮った写真は普通で、オーブも2、3個写っているぐらい。オーブって動くんですよね。フラッシュ焚いたから逃げちゃったのかな。

チチカカ湖は異次元へ繋がる場所と言われていて、実際UFO目撃証言も多く不思議な場所なのです。(どうやら標高3810mという条件と、大量に湖にある水というエナジーをよく媒介するものが働き合い、特殊な場所になっているよう。)マチュピチュのエナジーとはまったく違います。ちなみに、プーノから車で30分ほどの場所にアラム•ムル(Aramu Muru)という、岩に「扉」だけ彫られた場所があり、そこは異次元の扉で人が岩の中へ消えてしまうという噂があります。(ドラえもんのどこでもドア!?)ただの未完成の遺跡という噂もありますが(笑)、興味のある方はググってみて下さい。

夜、満点の星空、天の川もくっきりはっきり見え、この町に滞在してよかったと思いました。日本からのツアーだと、どうしてもプーノしか行かないようですが、個人でいらっしゃる方で、お時間がある方は是非コパカバーナの方に泊まってみて下さい。


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