2013年10月23日水曜日

Andes Mountain High:ペルー&ボリビア旅日記(8)

話が前後してしまうのですが、チチカカ湖のプーノの町を出た後、国境越えをし、ボリビアに入国。ボリビアのラ•パスに向かいました。ペルー側の国境では、まず両替所の前でバスから下ろされ、換金するように薦められます。(レートは悪いのですが、ボリビアーノに換金出来ます。)次に歩いてペルーの警察署に入り、身元チェック。それから隣のビルで出国審査。そこから、また歩いて越境。ボリビアの入国審査。イミグレの建物の前で待っていてくれたバスに戻ります。

彼方に見えるアーチの向こうがボリビア。
ところが、ウロス島のツアーでも一緒だったイスラエル人のグループが遅れて戻って来たので、バス会社のアシスタントのおじさんはカンカン。「イスラエル人は、アイスクリームを食べたりして、だらだらしていた。あーだ、こーだ」と、大声で文句をまくしたて、ただでさえ批判に敏感なイスラエル人、言葉の応酬があり車内は険悪なムードに。確かにアイスクリームは食べていたのですが、要は、グループの中の女の子のうち、一人がペルーの入国カードの半券を無くし、もう一人は、観光ビザで90日以上滞在していたので罰金を払わねばならず、それで手間取ったのです。全然、国籍とは関係なく、個人の自己管理が出来ていなかっただけの話•••。(汗)で、ふと、気がついたのですが、私の前の席に座っていた初老のアメリカ人カップルが戻って来ていない。国境には特に観光の名所はなく、何か理由があって足止めをくらったとしか思えない•••何かいちゃもんつけられたのかしら•••。アーメン•••。

夕暮れのチチカカ湖。車窓から。
バスは明らかに予定の時間をオーバーしていたらしく、コパカバーナの町に着くと、「ラ•パスに行く人は早く乗り換えて下さい」とせかされ、休む暇もなく角で待っていた次のバスに乗車。ぎょっ!明らかにバスのグレードが落ちている。トイレもない。走っている最中、ギシギシと音を立て、他の車にどんどん追い越されて行く。うーん、これがボリビア。途中、チチカカ湖とウイナイマルカ湖(チチカカ湖の一部です)の間を渡らねばならない箇所があり、乗客はバスから下ろされ、2ボリビアーノスを払い小舟で対岸へ渡らされます。この頃には既にとっぷり日が暮れて、真っ暗で何がなんだか解らない状況。イスラエル人のグループにいたおにいちゃんがスペイン語&英語が堪能で助かりました。バスはというと、別のボートに乗せられ対岸へ。対岸の町には公衆便所があり、売店などもあって助かりました。
船で運ばれるバス。ラ•パスからコパカバーナへ戻る時に撮りました。
標高3600mで、人口密集。坂がいっぱいあって、車の
坂道発進が苦手な人は生活すると大変かも(笑)。
ラ•パスに着いたのは夜10時過ぎ。バスで一緒になったイスラエル人の女の子と、偶然泊まるホテルの方向が一緒だったので、安全を考えタクシーに相乗りし、ホテルにチェックインした時は11時過ぎ。クタクタなのに、、、ホテルのシャワーのお湯が熱くない。壊れていると文句を言うと直しに来てくれて、20分待てと言われたけど、結局お湯は熱くならなかった•••(涙)。翌朝ぬるいシャワーを浴び出発したのですが、今思えば、もしかしたらあれが現地の人達にとって普通の熱さなのかなぁ、と。ペルーの弟分の家でも、日本人の感覚で言う熱いお湯は出なかった。高地にいるとそうなっちゃうのかしら。(ちなみにラ•パスの標高は3,640m、空港は4,000m。)
ラ•パスの喧噪。クスコとも違った雰囲気。
ラ•パスは、ペルーの友人達の間ではあまり評判が良くなく、人が荒いと聞いていたので(国の経済状態が悪いから?)、私も避けれれば避けたかったのですが、何故ラ•パスに来たかと言うと、ここからアマゾン川の町ルレンナバケに行く飛行機が出ているからなんです。通称ルレの町から、パンパ(湿地帯)に行って、アマゾンの川に住むピンク•ドルフィンちゃんとご対面したい!!
ラ•パス市内、エル•アルトの町並み。
 


ペルー北部のアマゾンの町イキトスにもエコ•ツアーはあるのですが、クスコからイキトスに行くには時間とお金がかかり、イルカを見るだけに終わってしまうツアーが多いよう。ところが、ルレのツアーでは、実際に川に入って一緒に泳ぐ事が出来るようなのです。チチカカ湖まで行くなら、同じ方向(?)のルレまで足を伸ばしたっていいじゃない、という事でラ•パスまでやって来ました。ラ•パス、帰りも通過するだけでしたが、奇妙な「都市伝説」も耳にしたし、やはり私とは波長が合わないみたい•••。

この飛行機のパイロットさん、きりっとしたいい男で
着陸がとても上手でした。
ルレの町へ行くフライトは、小型機。両側にそれぞれ一列しか席がありません。チェックインした時窓側の席をお願いしたけど、皆窓側の席だった(笑)。高い山を越えて行くので、悪天候でフライトがキャンセルになる事が多いと聞きましたが、行き帰り、問題なく飛びました。30分という短いフライトですが、アルプスのような雪を抱く山々を飛び越えたら、いきなり緑のジャングルが広がり、とてもアマゾンな風景が上空から楽しめます。空港も、鶏が走り回っていたりして(笑)、とってものどかでかわいい♥
空港の建物。
コッコちゃん、走る〜♪
宿泊したホテル•オリエンタルの中庭。
ハワイで見たがモンステラが生えて

いました。ハンモックもありくつろげ
ます。南国〜♫オーナーはレッド•ツェッ
ペリンのファンでとても親切な方で
した。ツアー中、荷物を預かってくれ
サーあります。
ルレの町の中心部に行くには、利用したアマゾナス航空が空港から送迎バスを運行していて、5分ほど到着。思ったより、大きな町にびっくり。(人口8,000人だそうです。)高地で夜、寒い思いをしたので、暑い日差しが嬉しい。そしてやっぱり湿気がすごい。やっと半袖の服が着れる!汗をかくことって体にいいのだ!そして、空気も薄くない!ちゃんと吸える!

ルレの町の人の感じも、同じボリビア人なのにラ•パスの人達全然違う。どちらかと言うと、南の島の人のようなゆったりした感じ。ここから、パンパだけでなく、ジャングル・熱帯雨林に行くエコ•ツアーに参加する事も出来ます。まず、泊まるホテルを決め、パンパへ行くツアーを予約し、ラ•パスへ戻る飛行機の予約を入れました。さくさくと決める事を決めたので、後は、ゆっくり町の中を散策し、カフェなどで過ごし旅の疲れを癒しました。田舎町となめちゃいけない。WiFi使えるお店も結構ありましたよ。ちなみに、ルレ、イスラエルの観光客が多く、コシェル食やファラーフェル、ホムスなどを出すお店があったのでビックリ。

蚊が出るのは一目瞭然で、ホテルの部屋の窓には網戸がしっかりつけてありました。黄熱病の予防接種はイギリスで打ってもらったし、マラリア予防の薬はクスコの薬局で購入(2週間だけ飲むタイプのものが、イギリスより安く簡単に手に入ります)。虫除けのスプレー、日本から持って来たムヒ、日焼け止め、着替え、水着、おやつ(これ肝心)などをバッグにつめ、準備完了。さあ、明日から、パンパ!ピンク•ドルフィンに、生カピバラ、アナコンダにピラニア〜♫
碁盤の目に町が出来ているので通りがまっすぐ。
バイクの人が多く、ちょっとアジアの町のようでもありました。
町を流れるベニ川。


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