2013年10月26日土曜日

Andes Mountain High:ペルー&ボリビア旅日記(9)

ツアーに出発する朝、雨が降っていました•••。寒い•••。気温がぐ〜んと落ちている。折角のパンパなのにぃぃぃ。(涙)ツアー会社のオフィスで集合し、バンに乗りこみ出発。今回参加した人は、アイルランド人のカップルに、フランス人4人(お友達同士二組)、ボリビア人のカップルに私の9人。雨の中、泥道を走る。ぬかるみがいっぱいあり道もボコボコなので、乗り物酔いする人には最悪な条件。こんなに寒くて曇っているんじゃ楽しくない。途中、お昼休憩があり、出してもらったお食事が暖かくておいしかった事•••。
車窓から撮った写真。どよ〜ん。
3時間以上泥道を走り、やっとベニ県ヤクマ川域のパンパ(Papms del Yacuma)の入り口の町サンタ•ロザに到着。川の近くにあるゲートで入場料を払い、次は船に乗り換える。この辺で雨は殆ど止んでいたけれど、晴れ間は見えず。ここからプロのガイドさんが案内をし、川に生息する動物を見ながらゆっくり進む事3時間。やっとロッジに到着。荷解きをし、ちょっとしたおやつが出て、すぐ夕日を見に連れていかれたのですが、曇っていて駄目。ガイドさんは、こんな天気、乾季で一日、二日あるかないかぐらい、と言う。えええ!?なんてアンラッキー。でも、一日目で良かった。ルレの町が暑かったので、多分、フリースとか持って行かなかっただろうから、二日目に寒くなったら、風邪をひいていたかもしれない。

晩ご飯を食べ、皆でビリヤードなどしながら過ごし、10時には発電機が止まってしまうので消灯。(あとは懐中電灯に頼るだけ。)ロッジは網戸になっているけど、結構穴があいていて、床は高床式だけど、床板の隙間から下が見える•••。って事は、蚊は絶対入って来る!それぞれのベッドに蚊帳がついているので、入った後はしっかり隙間が出来ないように確認。お手洗いもシャワーも外にあるので、気をつけなければなりません。
ロッジはハンモックがあってゆっくり出来ます。高床式なのは
多分、動物対策の意味もあると思います。
明け方、うぉ〜と言うものすごいうなり声で目が覚めました。ピューマかと思った(汗)。そして、ばん、ばん、と木の実が屋根に落ちる音。どうやら猿達が走り回っていたようです。(そのうちの一匹と目があった•••)明るくなると鳥の鳴き声もすごく、寝れない。ここに住んでいる人達は朝が早そう。二日目のスケジュールは、朝ご飯の後、午前中湿原にアナコンダを見に行き、お昼ご飯にロッジに戻り、休憩。午後は、ピラニア釣り。夕日を見て、晩ご飯を食べて就寝というスケジュール。二日の午後になって、やっとお天気が回復。日が出て暑くなりました。ここで、二日間で見れた生き物の写真を一気にお見せします。
ツメバケイ(パラダイス•バードと呼ばれていました)
雉の一種です。
オオハシ。木の高い所にいて、下まで降りて来て
くれませんでした。
人馴れした猿。どうやら、観光客が餌をあげた事が
あるようで、それで人間に近づくみたい。
カイマン•ワニ。どこにでもいました。
生カピバラ。想像したいたものより大きく、
親カピバラに体当たりされたら、飛ばされそう。(汗)
カピバラ一家。子カピは可愛かった♡
フラミンゴの群れ
亀の甲羅干し
ブラック•カイマン。大きかった!
ワニの赤ちゃん♡
今回はお食事中の方々も見かけました。よく弱肉強食と言いますが、パンパにいる野生動物をよく観察していたら、彼らは本当にお腹がすいている時しか、獲物を襲いません。隣に鳥が立っていても、襲わないのです。ガイドさんも「怪我したカピバラが川に入っている事もあるけど、ワニは腹がへっていないと見向きもしないよ。」と言っていました。餌を与えなければならない子供がいる場合や攻撃された時は違うかもしれませんが、「今」を生きているので、未来に対する不安が少なく、人間のように溜込む習性がない上、また貨幣経済という概念がないので、「無駄な殺傷」はしないように見受けられました。すごいシンプルな生き方だけど、多分その方が、大宇宙の摂理に則り、自然で無理がないのでしょう。
お食事中のワニ。私たちが近づいたら
獲物を取られると思い、慌てて水の中へ。
大漁!
鵜飼の鳥みたい
土手に埋まっている亀の卵を食べる禿鷲。どうしてそこにあると解るの!?
アナコンダは見つからない時があると、ガイドさんに言われましたが、無事発見。まだ若い蛇で2.5mぐらい。大きいものは10mぐらいになるそう。爬虫類の彼らは、体温を高める為、日中、日光浴に出て来るそうで、湿地帯ではなく横の草むらにいました。彼らは毒を持たず、獲物に巻き付き絞め殺すテクニックを使うそうです。また、子牛のような大きな獲物を飲み込めるよう、アゴが柔らかく、ぐわっと開く構造になっているそうです。お食事の間隔も長くて、大きな獲物を食べたら数ヶ月は他に獲物を捕らなくても大丈夫なんですって。この若いアナコンダ、私達が動かずじっと見守る中、湿原の中へしゅるしゅると静かに消えて行きました。前は爬虫類と言うと、どうも親しみを持てなかったのですが、これだけ爬虫類に囲まれていたら、近くで見ても全然平気になりました。(笑)
アナコンダが生息する湿地帯。蓮のような水草の花が咲き乱れていました。
アナコンダ探索中、実はうかつにも足をとられ、履いていた長靴の中が
水浸し(涙)。雨期(1〜2月)には、この湿地帯、水浸しになるそうで、

ツアーの人はボートに乗って訪れるとか。
ガイドさんは慣れている上、日焼け止めや虫除けの
スプレーと言った化学薬品を肌につけていないので
素手でつかんでも蛇に影響はないとの事です。
ピラニアは、小さく切った牛肉を釣り針にさし、竿なしで釣り糸をそのまま川にたらし釣りました。ピラニア達も結構馬鹿じゃなく、うまーく釣り針からお肉だけ引きちぎります。何回空振りだった事か。私は、がんばって一匹。皆合わせて8匹連れました。それにしても、黄色いのや、赤い色のピラニアがいるとは知りませんでした。淡水魚って臭いのであまり好きではないのですが、ピラニアのお肉は甘く、ぷりぷりとしていて食べやすかったです。
釣ったピラニアをペットボトルの中に入れて、ロッジに持ち帰りました。
晩ご飯に唐揚げになって登場。
さて、三日目は待望のドルフィン•スイムの日。船で川を上り下りしている時に、時々姿を見せてくれたピンク•ドルフィン。一緒に泳いでくれるかな。
背びれだけ•••出し惜しみ〜!
二日目は無事パンパで夕日が見れました。めでたし、めでたし。




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